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TPPがほぼ合意でアベノミクスが再始動 [世界情勢]

TPPが大筋合意したことで、やっとアベノミクスの経済政策のひとつが達成できた。

これで株価も一安心だと思う。


ところで、私の大好きなチリワインはカッシェロ・デル・ディアブロだ。

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1000円前後で買えるワインの中で一番好きだ。

そもそもチリワインが安い値段の割りにはおいしいわけは、数年前に、日本とチリでFTAを結んだからだ。

FTA(自由貿易協定)を締結したことで、チリのワインから関税がなくなり、われわれは安い値段でチリワインを手に入れることができるようになった。

だから同じ1300円くらいのチリワインとフランスやイタリアのワインとを比べると大体チリワインのほうがおいしい。

ぶどうや醸造方法などいろんな要素があるので、あらゆるワインが必ずしもチリが絶対うまいとはいえないのは当たり前だ。揚げ足取りはやめましょう。

そんなわけで、そのFTAをさらに規模、参加国、品目などスケールの大きいTPPが合意したことになると、動きますよ、モノ、ヒト、カネなどなど。

経済はお金がまわってなんぼです。

日本の農業が廃れる心配をするヒトがいるが、日本の農家は平均年齢66歳という高齢産業だ。

すでに廃れているのだ。

むしろ、TPPで農業従事者が、法人や若者や多種多様なものに入れ替われるなら、日本の農業再生の大転換期を迎えることになるのではないか?

もともと日本のコメはうまい。果物もうまい。負けんとおもうがねー。


ロシアがシリアを空爆 [世界情勢]

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ロシア空軍は9月30日、シリア領土内にある過激派組織「イスラム国」の拠点に対する爆撃を行った。

ロシア国防省の発表によると、ロシア空軍機は「イスラム国」の軍事施設や通信センター、そして武器や燃料の保管場所などに対して、爆撃を行ったということになっている。

ロシア大統領府はこの爆撃がシリアのアサド大統領からの要請に基づくものだとしており、
「イスラム国」への爆撃はアサド政府軍をサポートするもので、今後も期間を限定して行うことや、地上の軍事介入には参加しないと表明した。

また、プーチン大統領は、国際的なテロと戦う唯一の正しい方法は、テロリストと戦い、破壊することだと爆撃を正当化している。

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シリアの内戦は、アサド大統領が三つの敵を相手にしているからややこしい。

一つ目は、アサド大統領打倒を掲げる反体制派だ。

二つ目は、アルカイーダ系の過激派テロ組織。

三つ目が、イスラム国だ。

英国、米国、仏国などは、反アサド体制側を支援しつつ、イスラム国を爆撃している。

今回ロシアは、イスラム国を爆撃したとしているが、アサド大統領を支援しており、イスラム国だけではなく反体制側も爆撃したのではないかと見られている。

英米仏にとっては、アルカイーダ系の過激派も攻撃対象だ。

といって、アサド陣営に対抗している側を攻撃することがアサド政権の延命につながるという皮肉な結果をもたらすこともありえ、なおいっそう混乱を極めるだろう。

現在ヨーロッパはシリアからの難民問題を抱えている。
この内戦の影響は大きいが、もともとシリア難民の大多数は、アサド政権から逃れるためにシリアを脱出している。

現在ヨーロッパに押し寄せているシリア難民の多くは、イスラム国が設立された2014年以前にアサド政権が原因でシリアを離れた人々だ、と仏国オランド大統領は話している。

彼らはトルコ、ヨルダン、レバノン、その他各地の難民キャンプを経由してようやくヨーロッパにたどり着いたのだ。

大きく整理すると、アメリカ、イギリス、フランスが反政府側、ロシア、イランがアサド側。

そしてイスラム国がすべてと敵対。

かくしてシリアのひとびとは難民となり、ヨーロッパへ移民していく。

いずれシリアは、まともな市民のいない殺戮をするための戦場となるだろう。


今日は9月11日だ。 [世界情勢]

2001年9月11日。

アメリカ同時多発テロ事件が発生した。

この日、ニューアークを発った4機の旅客機は

モハメド・アタを中心とするアラブ系のグループによってハイジャックされた。

うち2機は世界貿易センタービルに突入して爆発炎上。

1機は国防総省(ペンタゴン)に激突。

残りの1機はワシントンへ向かう途中に墜落、

標的はホワイトハウスまたはアメリカ合衆国議会議事堂であったとされる。


航空機によるテロとしては未曽有の規模であり、全世界に衝撃を与えた事件であった。

この後、アメリカはアフガニスタン紛争、イラク戦争へと突入していく。



9.11には陰謀論などが多々あって、

ビルは爆破された、ビルに突っ込んだ飛行機は実はミサイルだった、

アメリカがイラクに戦争を仕掛けるための口実として・・・・、

ペンタゴンに突っ込んだのはミサイルだった。


陰謀論は一杯あります。

アメリカ人は、陰謀論を信じる人がもともと多いのでしょう。

あまり政府を信用していない人たちが多いのだと思います。

歴史が語ることは、

この事件を契機にして、アメリカが泥沼の戦争に引きずり込まれていったということです。

アフガンへ侵攻し、タリバンを片付けて、

その後、イラクへの大規模破壊兵器のいいがかりをつけてフセイン政権を打倒したことです。

2001年9月11日から16回目の9,11を迎えました。

アフガニスタンでは、再びタリバンが勢力を増大させ国内の治安は悪化しています。

先日のワールドカップサッカー予選で日本チームをホームに迎える試合も、

外国であるイランで行われました。

イラクではいまだに、スンニ派とシーア派の戦いは続いています。

おまけにISが勢力を伸ばしています。

アフガニスタンの混乱の影響を受けたパキスタンは、

多くのイスラム過激派の根城となっており混迷を深めています。


何よりも恐ろしいのは、もともとはヒンズー教徒主体のインドから独立した、

イスラム教徒主体のパキスタンですが、かつて隣国インドとの核開発競争の影響があり、

国内に多くの核施設があるとされ、過激派にこれが奪われたら大変なことになってしまいます。


中東では、シリアはもうめちゃくちゃです。

そして地中海沿岸の北アフリカでも、国を逃げ出す人たちが後を絶ちません。

あまりにも大量の難民がヨーロッパを目指しています。

もはや、この流れは止められないと思います。


世界が混沌としていくとき、わが島国日本は、まだまだのんびりしています。


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