巨人の福田が野球賭博で御用?野球賭博はむつかしいよ! [野球]
巨人の福田投手が野球賭博の罪を問われ厳罰処分だそうだ。
筆者も昔、野球賭博にはまったことがある。
昔、証券マンだった頃、客だった国鉄職員から話を持ちかけられた。
遊びで5千円とか1万円くらいかけたらどう?
そんな甘いささやきにすっかリのってしまった。
ちょうど春の甲子園が始まるころだった。
前の試合が7回裏くらいになったころ、あるところに電話を掛けるのだ。
そして次の試合のハンデをきかせてもらう。
「A高校からB高校へいちはんに。」
そういうハンデをきいてどちらにかけるかを決めて、掛け金を告げなければならないのだ。
ハンデがややこしい。
1点とかだったら簡単だ。試合でどっちが勝つかそのものを考えていけばよい。
ややこしいのは1,5点や1半。
さらに複雑なのが、1半2.というヤツ。
1.5の場合はハンデを出したほうに掛けた場合、掛けた方が2点差で勝てば5分勝ちとなる。
1万円かけていたら5千円の勝ちだ。
それから手数料1割引かれて4500円の勝ちとなる。
手数料は勝った側から1割が胴元へ行く。
負けたほうは手数料はなく、掛け金だけを払えばよいというシステムだ。
1半の場合は2点差で勝ち。1点差で負けとなる。
1半2の場合は1点差では負け。
2点差では5分勝ち。
3点差で丸勝ちとなる。
高校野球の1.2回戦ははっきりいってわかりやすい。
野球通なら大体わかるはずだ。
ところが、準々決勝、準決勝となってくると、実力伯仲しているので、ハンデを聞くたびに、悩まされる。
野球通なら、対戦カードをみれば、大体どちらが勝つかの予想はできると思う。
ところが、先にあげた ハンデを考慮するととたんに試合予想が難しくなってくるのだ。
胴元は(たとえば山口組)、勝ったほうから1割手数料をもらうので、胴元リスクが一番ないのは、掛ける客を両チームに分散させるほうがリスクが減少するのである。
極端な話、掛け金がフィフティーフィフティなら、まったくノーリスクで掛け金の1割が胴元にはいる計算になる。
全国で客がいるのだから莫大なしのぎである。
そういう背景があるから、ハンデ師といわれる人は、試合の予想だけではなくて、客の心理をも読んだ上でのハンデを出す必要がある。
だからとても悩むような微妙なハンデが出てくるのだ。
野球賭博をするようなヒトは、大体が、野球には目が肥えている。
そんなヒトをも悩ませるハンデを出してこそ、プロのハンデ師なのだ。
当時のうわさでは、青田昇と江夏豊の名前がまことしやかに伝わっていた。
春の甲子園で少し勝たせてもらった筆者は、夏は大きく勝負に出てしまった。
そして最後の決勝戦PLVS常総を前にして総額35万円も負けていたのだ。
仕事を抜け出して、喫茶店の高校野球中継を食い入るようにみていた。
ハンデはPLから1半2だった。
意を決してPLに40万賭けた。
そのときのPLのメンバーはすごかった。
野手は立浪、片岡。投手は野村に橋本。
試合はPLが4-0で途中までリードして楽勝ムードで進行したが、終盤に4-2と2点差になってしまった。
このまま2点差で買っても5分勝ちにしかならない筆者は、
9回表「PL、もっとと打て!この野郎!」というPLがリードしてるんだからそんなに言わんでもええやん、というまわりの声を無視して応援した。
あかん、40の半分は20。20かけ0.9は18。負けが35だからこのままだとマイナス17.。
こらあかん。
そんな状況の中、最終回にPLがやっと1点追加した。
喫茶店で一人だけ、ガッツポーズをきめ、雄たけびを上げる男がいた。
9回裏にはピンチを迎え、祈るようにTVを見ていたら試合はそのまま無事終了。
掛け金40万円の1割引き36万円の勝利とあいなった。
後日、夏の甲子園TOTALの儲け1万円を国鉄職員からいただいた。
あの国鉄職員はいま、何をしてるんだろう?
間違いなく国鉄が民営化してJRになったときにお払い箱になったに違いない。
それ以来、野球賭博はやめた。
一緒に高校野球賭博にはまった友人は、プロ野球にはまっていった。
プロの試合は1日に6試合もあるので、予想が難しい。
自分の好きな球団のことなら何でも知っているが、胴元は1試合だけでは受けてくれない。
最低3試合必要なのだ。
どう考えても負けていくのだ。
日本シリーズ。日米野球までやるはめになる。
そして最後は莫大な借金の山。
ああおそろしい。
ご用心めされよ。
何気ない言葉で近寄ってくるぞ!
筆者も昔、野球賭博にはまったことがある。
昔、証券マンだった頃、客だった国鉄職員から話を持ちかけられた。
遊びで5千円とか1万円くらいかけたらどう?
そんな甘いささやきにすっかリのってしまった。
ちょうど春の甲子園が始まるころだった。
前の試合が7回裏くらいになったころ、あるところに電話を掛けるのだ。
そして次の試合のハンデをきかせてもらう。
「A高校からB高校へいちはんに。」
そういうハンデをきいてどちらにかけるかを決めて、掛け金を告げなければならないのだ。
ハンデがややこしい。
1点とかだったら簡単だ。試合でどっちが勝つかそのものを考えていけばよい。
ややこしいのは1,5点や1半。
さらに複雑なのが、1半2.というヤツ。
1.5の場合はハンデを出したほうに掛けた場合、掛けた方が2点差で勝てば5分勝ちとなる。
1万円かけていたら5千円の勝ちだ。
それから手数料1割引かれて4500円の勝ちとなる。
手数料は勝った側から1割が胴元へ行く。
負けたほうは手数料はなく、掛け金だけを払えばよいというシステムだ。
1半の場合は2点差で勝ち。1点差で負けとなる。
1半2の場合は1点差では負け。
2点差では5分勝ち。
3点差で丸勝ちとなる。
高校野球の1.2回戦ははっきりいってわかりやすい。
野球通なら大体わかるはずだ。
ところが、準々決勝、準決勝となってくると、実力伯仲しているので、ハンデを聞くたびに、悩まされる。
野球通なら、対戦カードをみれば、大体どちらが勝つかの予想はできると思う。
ところが、先にあげた ハンデを考慮するととたんに試合予想が難しくなってくるのだ。
胴元は(たとえば山口組)、勝ったほうから1割手数料をもらうので、胴元リスクが一番ないのは、掛ける客を両チームに分散させるほうがリスクが減少するのである。
極端な話、掛け金がフィフティーフィフティなら、まったくノーリスクで掛け金の1割が胴元にはいる計算になる。
全国で客がいるのだから莫大なしのぎである。
そういう背景があるから、ハンデ師といわれる人は、試合の予想だけではなくて、客の心理をも読んだ上でのハンデを出す必要がある。
だからとても悩むような微妙なハンデが出てくるのだ。
野球賭博をするようなヒトは、大体が、野球には目が肥えている。
そんなヒトをも悩ませるハンデを出してこそ、プロのハンデ師なのだ。
当時のうわさでは、青田昇と江夏豊の名前がまことしやかに伝わっていた。
春の甲子園で少し勝たせてもらった筆者は、夏は大きく勝負に出てしまった。
そして最後の決勝戦PLVS常総を前にして総額35万円も負けていたのだ。
仕事を抜け出して、喫茶店の高校野球中継を食い入るようにみていた。
ハンデはPLから1半2だった。
意を決してPLに40万賭けた。
そのときのPLのメンバーはすごかった。
野手は立浪、片岡。投手は野村に橋本。
試合はPLが4-0で途中までリードして楽勝ムードで進行したが、終盤に4-2と2点差になってしまった。
このまま2点差で買っても5分勝ちにしかならない筆者は、
9回表「PL、もっとと打て!この野郎!」というPLがリードしてるんだからそんなに言わんでもええやん、というまわりの声を無視して応援した。
あかん、40の半分は20。20かけ0.9は18。負けが35だからこのままだとマイナス17.。
こらあかん。
そんな状況の中、最終回にPLがやっと1点追加した。
喫茶店で一人だけ、ガッツポーズをきめ、雄たけびを上げる男がいた。
9回裏にはピンチを迎え、祈るようにTVを見ていたら試合はそのまま無事終了。
掛け金40万円の1割引き36万円の勝利とあいなった。
後日、夏の甲子園TOTALの儲け1万円を国鉄職員からいただいた。
あの国鉄職員はいま、何をしてるんだろう?
間違いなく国鉄が民営化してJRになったときにお払い箱になったに違いない。
それ以来、野球賭博はやめた。
一緒に高校野球賭博にはまった友人は、プロ野球にはまっていった。
プロの試合は1日に6試合もあるので、予想が難しい。
自分の好きな球団のことなら何でも知っているが、胴元は1試合だけでは受けてくれない。
最低3試合必要なのだ。
どう考えても負けていくのだ。
日本シリーズ。日米野球までやるはめになる。
そして最後は莫大な借金の山。
ああおそろしい。
ご用心めされよ。
何気ない言葉で近寄ってくるぞ!
タグ:野球とばく 巨人
2015-10-06 22:16
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0